総務省はこのほど、家計調査報告の9月分を公表した。同月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり27万1273円で、前年同月比で実質1.6%減と、3カ月ぶりに減少した。10の費目別では8費目が減少。教養娯楽は同3.0%減の2万7379円と、8カ月連続で減少した。
教養娯楽は国内パック旅行費、ゴルフプレー料金などの項目が減少した。
このほか、交通・通信は同0.8%減の4万66円と、4カ月ぶりに減少。食料は同1.8%減の7万6499円と、3カ月連続で減少。
被服および履物は同0.9%増の9051円と、2カ月連続で増加。10費目の中で唯一増加した。その他の消費支出は前年同月と同水準だった。
9月の2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実収入は1世帯当たり44万7459円で、前年同月比で実質1.5%減と、3カ月連続で減少した。
このうち世帯主の定期収入は同2.4%減の35万439円と、10カ月連続で減少。配偶者の収入は同13.4%増の6万8939円と、2カ月連続で増加。